訳あり賃貸
転勤や引越しなどのために賃貸住宅を探す上で、避けては通れない問題が、費用。
賃貸契約にかかる入居審査を経て、敷金や礼金など、いろいろかかる上に、家賃を毎月支払っていかなければなりません。できるだけ安くしたいと思うのが人情。実は賃貸物件にも、通信販売のような「訳あり」物件があるのを御存知ですか。
賃貸での「訳あり」は、業界用語では「事故物件」などと呼ばれるものが大半です。たとえば、部屋で事件が起きたり、家賃滞納があったり、通常の契約ではあまり起こらないようなことがあった部屋が、訳あり物件と呼ばれることが多いようです。
この場合、そのときの入居者が出ていってから、新たな入居者を探すとき、その物件は訳あり物件ということはあまり表に出さず、家賃を大幅に下げて募集されることが多くあります。もし、物件を探していて、気に入った賃貸物件が同じ地域の相場に比べて、あまりにも安いようであれば、いちど「訳あり物件」であることを疑ってみる必要はあります。
ただ、訳ありの賃貸物件は、過去のことを気にしなければ格安で住めることも事実。それを逆手にとって、わざと訳あり賃貸物件だけを探す人もいるほどです。分譲ではなく賃貸、つまり生涯住むのでないのだからと割り切って、訳あり賃貸物件を探してみると、生活費のかからない快適な賃貸ライフを送れるとも言えます。
訳あり賃貸物件は、不動産屋に聞いてみると、教えてくれることもあるので、気に入った格安の物件があったら、勇気を出して聞いてみてはいかがでしょう。
訳あり賃貸について